【新聞ウォッチ】ライバル各社、プリウス“包囲網”着々

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プリウス 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

[写真:日産マーチ新型]

2010年7月7日付

●名古屋場所生中継せず、NHK、テレビ初(読売・1面)

●10年上半期新車販売「プリウス」が首位、リコール後も人気は衰えず(読売・8面)

●輸入車販売、4年ぶり前年超え、10年上半期エコカー投入が影響(読売・8面)

●ストでトヨタなど休業、インド(読売・9面)

●1000円高速、お盆も土日のみ、交通量の渋滞防止、国交省(朝日・1面)

●ゆうパック遅配、総務省監視態勢に不備(朝日・6面)

●ガソリン車進む低燃費、ハイブリッドに迫る「ターボ」エコ装置に(朝日・15面)

●「ボーナスは貯金」7割、夫の小遣い0円、5割(朝日・15面)

●SIMロック解除へ、ドコモ(毎日・1面)

●マツダ・スズキ・富士重、ハイブリッド並み低燃費、ガソリン車大手とすみ分け(日経・1面)

●社説:レクサスでも陰る品質神話(日経・2面)

●新生GM1年:体質改善、再上場へ疾走(日経・7面)

●インド戦略小型車向け,トヨタ、現地で基幹部品、90億円投資、エンジンなど生産(日経・11面)

●日産、5種類の環境技術「マーチ」など新型車向け(日経・11面)

ひとくちコメント

2010年上半期(1~6月)の車名別新車販売ランキングによると、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)『プリウス』が17万0426台で断トツの首位となったという。

2位はスズキの軽自動車『ワゴンR』で、10万6017台。プリウスは昨年5月の新型モデル投入から独走状態が続いていたが、今年2月にリコール問題が浮上してからも人気が衰えを見せず、わずか半年間で2位と6万台以上も差きがついたことになる。

スズキ車としては2位のワゴンRと、同じくベストテン入りした8位の『アルト』(6万2740台)分を合算しても1位のプリウスの台数のほうが上回った。しかも、上半期の販売台数(軽自動車除く)としては1990年のトヨタ『カローラ』を上回り、過去最高だそうだ。

きょうの各紙が、その「快挙ぶり」を伝えているが、産経は「“21世紀の国民車”の座を固めようとしている」と持ち上げた。ただ、「プリウス、首位独走」(日経)の背景には、エコカー減税や新車購入補助金が追い風となったことが大きい。毎日は「下半期にはライバルメーカーの有力な環境対応車の投入が相次ぐほか、購入補助が9月末に打ち切られるなど状況が変化する」として「大規模リコールをものともせず独走を続けるプリウスの真価が問われる時期を迎えそうだ」と指摘する。

日産はガソリン1リットル当たり26kmとガソリン車最高水準の燃費性能を実現した小型車『マーチ』を投入することを公表。また、きょうの日経が1面トップで「ハイブリッド並み低燃費、マツダ・スズキ・富士重、ガソリン車大手とすみ分け」と報じたほか、朝日は「ガソリン車進む低燃費」、産経も「ガソリン車、燃費戦争新次元へ」というタイトルで、9月のエコカー補助金終了を控えた駆け込み需要を狙った巻き返し作戦などを取り上げている。ライバル各社の“プリウス包囲網”も着々と進んでいるようだ。

《福田俊之》

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