与党惨敗で志賀自工会会長コメント、消費税引き上げ容認をトーンダウン

自動車 ビジネス 企業動向
志賀会長
志賀会長 全 2 枚 拡大写真

日本自動車工業会は、与党が過半数割れした参院選の結果について「有権者の声を真しに受け止め、国内外から信頼される政権運営に努めていただくとともに、経済・社会活動の安定化を図り、国民の先行き不安を払拭するよう、野党をはじめ関係各方面との議論を深めていただきたい」との志賀俊之会長コメントを発表した。

[写真:国会議事堂]

与党の敗因となった消費税問題では、志賀会長が会長会見で、菅首相の消費税の引き上げに理解を示したが今回は「喫緊の課題となっている財政再建については、無駄の排除はもとより、消費税のあり方や既存政策の見直しも含め、その道筋の明確化」を求め、選挙の結果、消費税引き上げによる財政再建の抵抗感が強いと見たのか、消費税引き上げ容認をトーンダウンさせた。

同時に「景気が腰折れすることのないよう『新成長戦略』などに示されたシナリオを迅速かつ着実に実行に結びつけ、日本経済が復活するよう取り組まれることを強く期待する」と、9月末で期限切れとなるエコカー補助金などの景気対策の継続を暗に求めた。

また、自動車産業界として「マニフェストに書かれた自動車重量税・自動車取得税の簡素化・軽減を必ず実行していただくとともに、国際競争力の維持・強化などの観点から、法人実効税率引き下げを早急に実現していただくことを切に望む」としている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  3. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、最高の安全性評価…ASEAN NCAP
  4. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る