【ホンダ フリードスパイク 発表】荷室で快適に過ごす

自動車 ニューモデル 新型車
フリードスパイク
フリードスパイク 全 12 枚 拡大写真

ホンダが9日より発売した『フリードスパイク』は荷室を重要視して開発されている。まずそこで目につくのは“反転フロアボード”。

「これは一見ただの板ですが、本物の引き抜き材のアルミを使うなどしているので、軽さやデザインも、リモアやゼロなどのスーツケースのようなイメージになっています」というのは本田技術研究所、四輪R&Dセンターデザイン開発室第1ブロック1スタジオの小池欧介さん。

「そして、これが傷ついたり凹んだりしても、それが自分のモノ、アジが出たりすると思うのです。またここに趣味のステッカーを貼ってもらったりしてもさらに特徴的な感じになると思います」

荷室の使い方について小池さんは、「反転ボードをうまく使って椅子のようにし、ビルトインテーブルで何か飲んだり、色々な使い方が出来ると思います」という。

「ビルトインテーブルにはダンパーを付けて質感も高めています。そして、床面からビルトインテーブルまでは炬燵の高さくらいに設定しているので、車中泊する際にちょっと起き上がって、ここにおいてある飲み物を飲むとちょうど良いと思います」という。

小池さんは、実際にユーザーが、「反転フロアボードとリアサイドユーティリティをどう使うかを見てみたいし、新しい使い方の発見もしてもらいたい」ともいう。

また、快適に空間を楽しんでもらうためにと、フリードスパイクではリアスピーカーの位置が変更されている。「『フリード』やフリードスパイクを使うユーザーは荷室に荷物を多く積むユーザーが多いのですが、フリードでは3列目のシートがあるためリアクオーターウインドウをつぶすことが出来ず、スピーカーの位置が下になり、音がこもりがちになるのです。しかし、フリードスパイクでは上に装備しているので荷物を積んでも良い音を聴くことが出来るよう設計できました」。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  4. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る