今年4月、長崎県長崎市内を走る路線バスの優先座席に座っていた男子高校生に立腹し、傘で殴打して骨折などの重傷を負わせたとして、長崎県警は8日までに同市内に在住する60歳の女を傷害容疑で逮捕した。
長崎県警・長崎署によると、逮捕された女は2010年4月27日の午前7時50分ごろ、長崎市内を走行する路線バスに乗車していた際、優先座席に着座する18歳の男子高校生に言いがかりをつけ、所持していた傘で高校生の顔面を殴打し、鼻骨骨折などの重傷を負わせた疑いがもたれている。
男子高校生は反論したが、ほぼ無抵抗の状態。女は暴行後、そのまま降車して逃走した。
女は以前から同様の行為を繰り返しており、警察は今回もこの女性が関与した可能性が高いとして任意で事情を聞いていたが、容疑が固まったとして、8日に傷害容疑での逮捕に踏み切った。
調べに対して女は「否定も肯定もしない」といった曖昧な供述を繰り返しているという。