九州地方や関東地方で局地的な集中豪雨が相次ぐ中、日本自動車連盟(JAF)では、6月以降のロードサービス救援出動で冠水・水没による救援が急増している。
冠水・水没によるJAFへのロードサービスの依頼件数は、6月3~9日は2件、10~16日は6件だったのが6月17~23日には29件、6月24~30日には28件となり、7月1~7日には62件と急増した。
6月の合計は66件で、このうち、最も多かったのが鹿児島で17件、次いで宮崎の10件、埼玉の9件、東京の6件と続く。7月の62件では、東京が24件と全体の3分の1を占め、宮崎が10件、福島が7件と続く。
梅雨明けはまだ先になる模様で、今後も注意が必要だ。JAFでは車が冠水路に入った場合や、車が停止して水没してしまった場合の対処方法や、車にどのような影響があるのかを「JAFユーザーテスト」で検証、ウェブサイトではテスト風景を撮影した動画を掲載するなど、ドライバーに大雨によるクルマの浸水に注意するよう呼び掛けていく。