【EVEX & CSF 10】浜松発ソーラーバイクはリッター1800km

エコカー EV
ソーラーバイク 風神
ソーラーバイク 風神 全 4 枚 拡大写真

パシフィコ横浜で14日開幕した「電気自動車開発技術展(EVEX)2010」に驚くべきバイクが登場した。浜松市の零細企業、HAMA零が開発した「風神」がそれだ。なんとリッター1800kmも走るというのだ。

同バイクはソーラー発電によって走行するのだが、もちろん家庭用電源でもコンセントが付いているので充電は可能。「ソーラーで10時間、家庭用電源で1時間40分充電すれば、満タン状態になります」と山脇一休社長。

そして、フル充電状態で220kmを走ることができる。「ガソリンに置き換えると、1リッターで1800km走る計算になる」そうだ。先般は1回のフル充電で伊豆半島を一周してきたとのこと。

それを可能にしているのが、転がり抵抗の少ない車輪だ。なんでも車体を持ち上げて、手で回すと15分間も止まらないという。試しにやってみると、5分たっても全く車輪が止まる気配を見せなかった。

ちなみに同バイクの主な仕様は以下の通り。全長1865mm、全幅900mm、車高940mm、重量42kg。モーターはDCブラシレスモーター400W、蓄電池はリチウムイオン940W/h、太陽電池はシャープ製の84W。最高速度が72km/h。

制作費は材料費だけで140万円。「もし生産したい企業があれば、ライセンスを売っていきます」と山脇社長は話していた。

EVEX:電気自動車開発技術展2010とCSF:クリーン発電&スマートグリッドフェア2010は16日まで、パシフィコ横浜で開催。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る