【EVEX & CSF 10】豊通エレのEVは社員一人の作品

エコカー EV
豊通エレクトロニクス
豊通エレクトロニクス 全 4 枚 拡大写真

豊通エレクトロニクスは、パシフィコ横浜で開催された「電気自動車開発技術展(EVEX)2010」にATV(四輪バギー)をベースとしたコンパクト電気自動車(EV)を出品した。実は、この開発は社員の趣味から始まったモノだった。

開発部で電子回路が専門の永井義浩さんが昨年、蓄積した技術を基にEVをつくってみようと考えた。そして、中国製の四輪バギーを購入し、自宅でつくり始めた。

ところが、そのことが会社にしれてしまったのだ。永井さんはどうなるかと心配したそうだが、会社からは「就業時間中につくっていい」との回答。「このときはうれしかったです。これで開発のピッチが一気に早まりました」と永井さん。

それから約半年、寸暇を惜しんで一人でつくり続けたEVがようやく完成し、今回、展示の運びになった。「これほど来場者に注目されるとは思っていなかったので、少し驚きました」

永井さんはこの製作のために、ボーナスと給料を合わせて計100万円を材料費としてつぎ込んだが、その甲斐もあったわけだ。「あとは社長賞」と笑う。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る