三菱商事小林社長「積極果敢にリスクを取る企業に」

自動車 ビジネス 企業動向
小林健社長
小林健社長 全 1 枚 拡大写真

三菱商事は16日、2013年3月期を最終年度とする「中期経営計画2012」を発表した。その席上、小林健社長は「社長に就任して真っ先に感じたのは、次の収益の柱を育てることが急務であるということ」と述べ、こう付け加えた。

「足元の事業がうまくいっていると、どうしてもリスクを取らなくなってしまう。そうならないよう、現場の努力と工夫を引き出して、積極果敢にリスクを取るような企業をつくることが私の使命」

そのために、同社は3年間で総額2兆~2兆5000億円の投資を実行する。その半分が金属・エネルギー資源分野。「新興国の経済が世界経済を牽引する環境認識を踏まえれば、当面、この分野には積極的に経営資源を投入していかざるを得ない」というわけだ。

具体的には、豪州の原料炭やチリの銅鉱山、サハリンの液化天然ガス開発など既存権益の拡張を進めるほか、新規権益の獲得を狙う。ただ、新規権益の獲得については、収益を上げるためというよりも、社員のスキルを高めるために行っていくという意味合いが強いようだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. コンパクトカーやミニバンにも対応! ソフト99の布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」普通車サイズを拡充
  2. 『ハイエース』ベースのキャンピングカー「ネクストアーク」、398万円で限定5台販売へ…お台場キャンピングカーフェア2025
  3. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  4. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  5. ヤマハの原付「ジョグ」が新型電動スクーターに変身! ホンダの交換式バッテリー採用、本体のみ販売で15万9500円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る