15日午前7時40分ごろ、鹿児島県鹿屋市内の県道で、路上駐車していたトラックが無人のまま滑走。これを止めようとした運転者の男性が下敷きとなる事故が起きた。男性は近くの病院に収容されたが、腹部強打などが原因でまもなく死亡している。
鹿児島県警・鹿屋署によると、トラックは坂となっている県道に路上駐車していたが、無人のまま滑走を開始した。
運転していた同市内に在住する56歳の男性は、近くで看板の取り付けを行っていたが、滑走を開始したトラックに気づいて歩み寄り、運転席に乗り込んでブレーキを掛けようとした。しかし、滑走の速度は速く、足を取られて転倒。そのままトラックの下敷きとなった。
男性は近くの病院に収容されたが、腹部強打などが原因でまもなく死亡。トラックは他車や通行人を巻き込むことなく、車道で停止したという。
現場は鹿屋市輝北町市成付近。警察ではサイドブレーキの掛け方が甘かったものとみている。