日本精工、トランスミッションを小型・軽量化できる玉軸受を開発

自動車 ビジネス 企業動向
リテーナープレート付き玉軸受
リテーナープレート付き玉軸受 全 1 枚 拡大写真

日本精工は21日、トランスミッションの全長を短縮できる「リテーナープレート付き玉軸受」を開発したと発表した。

自動車の低燃費ニーズが高まる中で、トランスミッションの小型化が求められている。今回、同社が開発したリテーナープレート付き玉軸受は、軸受外輪とリテーナープレートを一体化することでトランスミッションの全長を従来製品に比べて約4mm短縮することが可能となった。これによりトランスミッションの小型・軽量化が可能となり、燃費向上にも貢献する。

また、リテーナープレートの加締が不要なため、簡単に軸受に組付けることが可能。トランスミッションへの組み立てでは、リテーナープレートが軸受に対して回転するため、ケースへの取り付け自由度を向上した。

新製品は、新興市場や欧州市場で需要が高いマニュアルトランスミッション(MT)車や、燃費性能とスポーティな操作感を両立するデュアルクラッチトランスミッション(DCT)向けに拡販を目指す。

新製品はグローバルな生産拠点から世界各地の需要地にタイムリーに供給可能としている。新製品は2015年に売上10億円以上を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  2. 日産『セレナ』改良新型、「LUXION」「ハイウェイスターV」が新グリルで表情一新…278万5200円から
  3. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  4. ヤマハが新基準原付を2026年3月、日本発売へ…台湾から『ジョグ125』導入
  5. トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る