打ち水で都心の温度下げる 首都高

自動車 ビジネス 企業動向
提供=首都高速
提供=首都高速 全 1 枚 拡大写真

猛暑でうだる都心の高速道路を「打ち水」で冷やす。そんな試みに首都高速(橋本圭一郎会長兼社長)が挑む。7月25日から8月22日の間、毎週日曜日午後1時から、散水車を「打ち水」仕様に改造した4台の車両を使って、高速道路に散水する。

「うちみず君」と名付けられた車両は、散水穴のピッチを打ち水用に大きく改造した専用車両。「打ち水大作戦 散水中」と書かれた横断幕を付けて、高速道路上を回る。

実施する区間は、都心環状線内回り外回り一周各14.7kmと、高速6号向島線堀切JCTから箱崎JCTを折り返す18km。高速7号小松川線両国JCTから市川NEXCO管理境を折り返す20km。打ち水総延長は約68kmとなる。

「打ち水をすることで周辺の気温が3度ほど下がったという実績はあるが、炎天下では10分もすると道路が乾いてしまうこともある」(同社広報担当)

散水効果で長時間にわたって気温を下げ続けることは難しいが、散水の様子を見て「涼」を感じてもらい、イライラ運転の防止になれば、というのが同社の狙いでもある。

暦でいう大暑(7月23日)から処暑(8月23日)に至るこの期間、「打ち水大作戦2010」運動で、全国各地で打ち水が実施される。都心の駅前歩道や公共施設、観光地などが主な場所となる。運動に賛同する中でも、高速道路上の打ち水は珍しい試みだ。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る