日産の挑発…ポルシェとアウディに屈辱のメッセージ

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英国日産は22日、スポーツカーの新広告キャンペーン、「HOW TO BEAT THE GERMANS」(ドイツ車を打ち負すには)を本格始動させた。

[写真:英国日産のドイツ車対抗キャンペーン]

この広告キャンペーンは、『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)と『GT‐R』が、ポルシェ、BMW、アウディのドイツ製スポーツカーに対して、パフォーマンスで優位に立っているのをPRする目的で実施。英国日産はまず、フェアレディZを取り上げている。

フェアレディZは先週、ロンドン市内のメイン通りで、アウディ『TTS』とポルシェ『ケイマン』(2.9リットルの標準車)を従えて、キャラバン走行。アウディTTSとケイマンのボディサイドには、挑発的なメッセージが添えられた。

その内容はというと、アウディTTSが「Zより高価ですが、加速性能とパワーはZに劣ります」、ケイマンが「Zと同じくらい速く走りたい」。どちらも屈辱的とも受け取れるメッセージだ。

英国日産は、メッセージの根拠となるデータを開示。最大出力はフェアレディZが328ps、アウディTTSが272ps、ポルシェケイマンが265ps。0-100km/h加速は、それぞれ5.3秒、5.4秒、5.8秒(いずれもMT車)というものだ。

また、英国でのベース価格は、Zが2万8345ポンド(約375万円)、TTSが3万4760ポンド(約460万円)、ケイマンが3万7261ポンド(約495万円)。確かにZは、コストパフォーマンスに優れている。

英国日産は、ロンドン中心部にフェアレディZの巨大ビルボード広告を製作。さらに今後、BMW『Z4』、ポルシェ『ボクスター』、『911』に対しても、同様のキャンペーンを仕掛ける計画だ。

英国日産のマーケティング責任者、スティーブ・マクレナン氏は、「ドイツ車こそ、性能と品質面でのベンチマークという既成概念への挑戦」と、キャンペーンの狙いを説明している。

《森脇稔》

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