歩道暴走の男、かぜ薬の大量摂取で酩酊

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今月2日に東京都大田区内で発生した乗用車の暴走事故について、東京地検は22日、自動車運転過失傷害などの容疑で逮捕されていた29歳の男を危険運転致傷罪で起訴した。運転前に大量の風邪薬を飲んでいたことが判明したことを理由としている。

問題の事故は2010年7月10日朝に発生した。大田区南千束1丁目付近の都道に面したコンビニエンスストア駐車場から発進した乗用車が、道路左側の歩道を約500mに渡って走行。自転車1台と接触した後に車道を逆走。バイクやワゴン車と次々に衝突。最終的には街路樹に突っ込んで、ようやく停止した。

この事故で6人が打撲などの軽傷を負い、警察はクルマを運転していた神奈川県大和市内に在住する29歳の男を自動車運転過失傷害などの容疑で逮捕したが、その後の調べで男は市販の風邪薬90包あまりを事故前の約7時間に渡って飲み続けていたことが明らかになった。

事故当時は薬の影響で強い酩酊状態にあり、事故直後も「なにがなんだかよくわからない」などと供述していた。検察はこれらの経緯から「クルマを正常に運転できる状態でないにもかかわらず、運転を強行した」と判断。男の罪状を危険運転致傷に切り替え、22日までに起訴している。

《石田真一》

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