パナソニックは、パナソニック電工と三洋電機を完全子会社化する。
パナソニックは、株式公開買付け(TOB)とその後に株式交換を実施して2011年4月を目途に、パナソニック電工と三洋電機をの完全子会社化とし、3社の力を結集し、競争力を強化する。特に3か年中期計画「グリーン・トランスフォーメーション2012(GT12)」の達成に向けて、環境革新企業としての取り組みを加速する。
パナソニックは両社を完全子会社化するため、パナソニック電工を1株当たり1110円、三洋電機を1株当たり138円でTOBを実施する。期間は8月23日から10月6日まで、両社の発行済み普通株式の全ての取得を目指す。それぞれ全てを買い付けられなかった場合には、TOB後にパナソニックを完全親会社とし、パナソニック電工、三洋電機をそれぞれ完全子会社とする株式交換を実施する予定。
パナソニックが両社の株式を全て買い付けた場合、最大買付総額は8184億円となる。
パナソニックは買付資金を手元資金で充当するが、TOB後に財務基盤を強化するため、外部から資金を調達することも検討する。