超微細加工、アルミ製トミカ登場---入曽精密が協力

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超微細加工アルミ製トミカ Fairlady Z 432
超微細加工アルミ製トミカ Fairlady Z 432 全 1 枚 拡大写真

タカラトミーは、ダイキャスト製ミニカー『トミカ』が今2010年で誕生40周年を迎えたことを記念して、『超微細加工アルミ製トミカ Fairlady Z 432』を8月20日から、100台限定の受注生産方式で受付を開始する。

価格は20万円。一部のインターネット・携帯通販サイトおよび一部店舗にて予約受付、上限数に達するまで、最長9月30日まで受け付ける。商品配送は12月を予定。

超微細加工アルミ製トミカは、トミカ40周年にあたり、日本の技術力と、素材を生かした最高のトミカを作りたいという想いから、金属精密加工を行なう入曽精密(埼玉県入間市)とのコラボレーションで実現した。

入曽精密の強みである、「職人の技」と「最新鋭機械」と「IT」の融合したテクノロジーによって、フェンダーミラーやアンテナなどの微細部分は、車体ボディと一体成形で削りだし、スピードメーターやハンドル、シートなどの内装も細部まで再現した。

入曽精密は、確かな微細加工技術と柔らかな発想で製品を作り続ける企業だ。F1マシンのエンジン部品、人工衛星の部品などの制作で加工技術を開発し、2005年に日経ものづくり大賞受賞、07年には元気なモノ作り中小企業300社に選出された。インゴットから切削した「アルミのバラ」や「世界最小の300ミクロンのサイコロ」などのオリジナル作品「Real Edge」シリーズを発表している。

今回のモデルには、40年前の1970年に発売した最初のトミカ6車種の中の人気車種である日産『フェアレディZ 432』が選ばれた。製品の大きさは、全長約7cm、重さが約30gあり、車体はもちろんシートやタイヤまで耐食性に強いアルミニウム(A5052)を使用している。

また「トミカ」であることにこだわり、トミカの特徴でもあるドアの開閉、タイヤの可動、サスペンション機構も、通常のトミカと同様にした。車体の裏側のシャーシと本体を飾るアルミ製の台座表面には、トミカ40周年記念マークが切削されている。パッケージはサテンの内張仕様だ。

トミカは今年40周年を迎え、超微細加工アルミ製トミカをはじめ、「プラチナトミカ」、「漆塗りトミカ」など制作し、トミカの新しい価値や魅力、可能性を追求している。

なお、8月20〜29日に幕張メッセ(千葉市)で開催する「トミカ博in TOKYO」では、超微細加工アルミ製トミカ、プラチナトミカ、漆塗りトミカ、30周年を記念して製作された「純金トミカ」を展示する。

《高木啓》

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