インドのタタモーターズは1日、7月の新車販売(輸出も含む)の結果を公表した。総販売台数は6万7799台。前年同月比は41%増と、6月の49%増並みの高い伸びが続いている。
タタのインドでの主力は商用車で、7月は前年同月比26%増の3万5694台を販売。このうち、LCV(ライトコマーシャルビークル)は、15%増の2万0438台だ。
乗用車の7月インド販売は、2万7864台。前年同月比は、過去最高となる62%増を記録した。超低価格車の『ナノ』が9000台の人気となったほか、『インディゴ』シリーズが100%増の7007台を販売。『スモー』『サファリ』シリーズも、22%増の3251台を売り上げた。
7月の輸出台数は、前年同月比73%増の4141台。今年度4〜7月では、前年同期比115%増の1万6484台を出荷している。
6月2日、インド・グジャラート州に、ナノの専用工場が稼働。これによりナノの年産台数は、従来の約6倍の25万台へ引き上げられた。ナノは7月、過去最高の9000台を登録しており、タタの乗用車販売を牽引している。