トヨタ米国新車販売6.8%減、プリウス は3割減…7月実績

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米国トヨタ販売は3日、7月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は16万9224台で、前年同月比は6.8%減(季節調整済み)。5か月ぶりに前年実績を下回った。

トヨタブランドの乗用車系では、主力3車がセールスダウン。ベストセラーセダンの『カムリ』が、前年同月比0.6%減の3万5058台と、2か月ぶりに減少したほか、『プリウス』が29.2%減の1万4102台と、2か月連続のマイナスに。『カローラ』も、11%減の2万7345台と落ち込んだ。

また、09年1月に発売したクロスオーバーの『ヴェンザ』は前年同月比33%減の4024台、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は46.1%減の3069台と不振。トヨタブランドの乗用車系では唯一、3月半ばにマイナーチェンジを受けた『アバロン』が、42.1%増の2815台と健闘した。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、大型トラックの『タンドラ』が、前年同月比40.3%増の9201台と、5か月連続のプラス。09年10月末に新型を投入した『4ランナー』は、248.1%増の3814台と、8か月連続の前年実績超えだ。

ミニバンの『シエナ』も、前年同月比41.5%増の1万0381台と人気。しかし、主力の『RAV4』は3.3%減の1万5979台と、5か月ぶりのマイナスとなった。

レクサスブランドの乗用車系では、09年10月末にマイナーチェンジした『LS』が、前年同月比8.6%増の986台と8か月ぶりの前年実績超え。『GS』も3.5%増の592台を販売する。

その一方、09年9月末にマイナーチェンジした『ES』は前年同月比10.3%減の4093台と2か月連続のマイナス。『IS』は、25.9%減の3100台にとどまった。09年8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』は165台を売り上げている。

レクサスブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、09年12月末に新型をリリースした『GX』(日本名:トヨタ『ランドクルーザープラド』)が、前年同月比92.8%増の1175台と、7か月連続のプラス。『RX』も0.6%増の8162台と、5か月連続で前年実績を上回った。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年同月比22%減の2299台、『xD』(日本名:『イスト』)が48.3%減の1060台と、回復傾向が見られない。

米国トヨタの7月新車販売の内訳は、ライトトラック系が前年同月比6.9%増の6万9186台なのに対して、乗用車系は14.4%減の10万0038台。乗用車系の落ち込みが、足を引っ張る形となった。

《森脇稔》

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