三菱、軽キャンパー市場に参入…本格装備で車中泊需要にアピール

自動車 ニューモデル 新型車
タウンボックスキャンパー
タウンボックスキャンパー 全 15 枚 拡大写真

三菱自動車は5日、軽ワゴンの『タウンボックス』にキャンピングカー仕様の特装車「タウンボックスキャンパー」を設定、全国の三菱販売店での取り扱いを開始した。車中泊ブームを受け、気軽に購入できると人気が高まりつつある「軽キャンパー」市場に本格参入する。

写真15枚:三菱の本格軽キャンパー

タウンボックスキャンパーの大きな特徴は、本格的なポップアップルーフの採用。ルーフを開くことで室内高は最大2170mmまで拡大。楽に立ち上がることができ、着替えにも便利だ。手動式のルーフはガスダンパーを装着しているため、力をかけずに開閉することができる。

また、リアシートを倒すことでフルフラットな荷室を確保できるベース車の長所を活かし、分割式のベッドマットを敷くことで2名が快適に就寝できるスペースを実現した。さらに、ギャレー機能と300Wの電化製品を使用可能なサブバッテリーやコンセントをパッケージした「ギャレー&シンク」、収納スペース付きの「テーブルカウンター」をオプション設定し、軽自動車でありながら本格的なキャンピングカーと遜色の無い装備を実現している。

商品開発を手掛けた三菱自動車カーライフプロダクツ特装企画部の浅田国英氏は、「三菱ならではのインパクトがほしかったのでポップアップルーフを採用しましたが、気軽に楽しんでもらうためにも、価格を抑える必要がありました」と語る。

「そこで、ドアミラーやドアハンドルなど、細かい部分を簡素化することでベース車の価格を下げ、フル装備でも236万円程度とお求めやすい価格を実現しました。また、ポップアップルーフをはじめ主要装備をオプションとすることで、価格を含め、お客様それぞれのニーズに対応していこうと考えました」(浅田氏)

また三菱のディーラー車として販売することで、保証の面でも安心感を提供する。タウンボックスキャンパーは他の三菱車と同様、車両本体については「10年10万km保証」の対象となるほか、架装部分についても「1年2万km」の保証の対象となるため、改造キャンパーや他メーカー車と比べてもより安心して購入できるという。

浅田氏は、「イベントなどを通じて三菱の軽キャンパーをアピールしていきたい。販売目標は2010年度で100台を見込んでいますが、1台でも多く売っていきたいと思っています」と抱負を語る。

5月にはスバルが同様に軽バン『サンバー』をベースとした軽キャンパー「旅人」を、ホンダからは7月にアウトドア志向のミニバン『フリードスパイク』が発売されるなど、車中泊ブームを受け、各メーカーはアウトドア市場への本格的な参入を開始している。低迷する自動車業界の起爆剤となることができるか、要注目だ。

《宮崎壮人》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BYDの軽EV『ラッコ』、発売1週間で741台を販売 東福寺社長「12月末までに1万台に」
  2. 「マツダさん、みんな待ってるよ」次世代ロータリースポーツの登場にファン期待、SNSでは議論飛び交う
  3. 日産『キャシュカイ e-POWER』、無給油で1980km走行…ギネス世界記録を達成
  4. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  5. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る