日産の欧州新車販売、過去最高の市場シェア…7月実績
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市場別では、サンダーランド工場のある英国が、前年同月比3%増の7953台。2桁増にピリオドを打ったものの、好調が持続する。フランスも1%増の5050台と、前年実績をクリアした。
販売不振が続いていたロシアも、スクラップインセンティブ導入により、前年同月比80%増の7571台と、3か月連続で増加。一方、インセンティブが終了したドイツは18%減の5889台、イタリアは10%減の5381台にとどまった。
車種別では、『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)が、前年同月比20%増の2万3086台と、相変わらずの人気。SUVの『エクストレイル』も、29%増の1343台をセールスしている。
しかし、新型発売を控えた『マイクラ』(日本名:『マーチ』)は、前年同月比23%減の8514台と3か月ぶりのマイナス。入門コンパクトの『ピクソ』も20%減の2262台、『ノート』も30%減の5510台と落ち込んだ。
日産の欧州市場における7月シェアは、7月としては過去15年で最高の3.4%。欧州日産のベルナード・ロール販売担当副社長は、「キャシュカイの販売が引き続き好調。新型『ジューク』の受注も伸びている」と、語っている。
《森脇稔》