ドゥカティのワインは傾いている…

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ピエガ
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『ピエガ』(Piega)は、二輪メーカーのドゥカティと地元エミリア・ロマーニャ州のワイナリー、チェチ(Ceci)社とのコラボレーションによって誕生したワインだ。

ピエガの最大の特徴は、斜めに傾いたボトル形状である。これは、若いワインを空気に触れさせて酸化させ、まろやかにするために使用するガラス容器「デキャンタ」の形状を模したものだ。

ボトルの実際の傾斜角度は68.2度。イタリア語のpiegaは「曲げる」という意味だが、2輪の世界ではライダーがカーブを曲がる時にとる「ハングオン」の姿勢も指す。ボトルデザインを手がけたのは、ミラノを本拠とする食品・薬品ボトル製造会社ブルーニ社である。

ピエガは去る4月に行なわれたイタリア最大のワイン展示会「ヴィーニタリー」(vinitaly)で、まず『デカンタ68.2』の名前で公開され、2010年のパッケージング賞を受賞した。

続いて6月、ドゥカティとのコラボレーョンのもと新たに「ピエガ」の名が冠され、「ワールド・ドゥカティ・ウィーク」が開催されたミザーノ・サーキットで披露された。

今回ドゥカティと協力したチェチ社は、前述の2010年ヴィーニタリー展で金賞を受賞。過去にもイタリアソムリエ協会出版のガイドブックで5グラッポリ(最高賞)を取り話題となった。数年前には、元サッカー日本代表の中田英寿選手とコラボワインも開発するなど、名実ともにイタリアを代表するワイナリーのひとつとして認知されている。

いっぽう、ドゥカティとワインとの繋がりは深い。過去にも他のワイナリーと共同で、伝統のデスモドローミック・エンジンにちなみ、『デスモロッソ』『デスモロッソ・ボッリチーネ』といったネーミングのワインを発売したことがある。

代わって今回のピエガは、視覚的にもモーターサイクリストを惹きつける出来となった。ピエガは、同時に発表されたチェチ社のワイン『オテッロ・ペル・ドゥカティ・カフェ』とともに、ローマにある「ドゥカティ・カフェ」で販売される予定だ。

《Mari OYA》

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