スマートグリッド実証実験、4地域で実施へ

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経済産業省は11日、横浜市、豊田市、京都府、北九州市、の4地域で行なう次世代電力網スマートグリッドを実現させる5か年の実証実験の大枠、「次世代エネルギー・社会システム実証」のマスタープランを公表した。

スマートグリッドとは、電気自動車の普及などによる需要や風力発電などの発電施設の多様化に対応して、電力消費と発電の状態をIT技術により把握することで、フレキシブルに電力の流れを制御する次世代電力網。

●愛知県豊田市
具体案では、住宅に太陽光発電と燃料電池、ヒートポンプ、蓄電池、次世代自動車を導入、消費エネルギーの6割超の自給を目指す。生活の質を快適に維持したまま、生活や移動にともなうCO2削減を最大化する。

●横浜市
広く市民参加を募りながら4000世帯を対象にした大規模なエネルギーマネジメントを実施する。3エリアを中心に、新築と既築が混在し、市民が実際に暮らす既成市街地へのシステム導入を目指す。

●京都府(けいはんな学研都市)
「家庭」「ビル」「EV」を結び、電力系統と必要な情報連携を行うとともに、「ローカル蓄電池」の制御やデマンドレスポンスなどにより、地域全体のエネルギー利用効率の向上と再生可能エネルギ-活用の最大化を達成する。また、学研都市から生み出される先進技術「オンデマンド型電力マネジメントシステム」や「電力カラ-リング」(仮装化技術)の実証への適用を目指す。

●北九州市
隣接する工場群にある廃熱や水素を民生利用するとともに、建物間の電力融通を行うなど、地域エネルギーを有効活用するエネルギーマネジメントを実施する。地域のエネルギー需給状況に応じて電力料金を変動させるダイナミックプライシングを実施するとともに、家電機器等の制御を行う。

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