佐藤琢磨は11日、現在参戦中のインディカー・シリーズのチーム、KVレーシングのオーナーであるジミー・バッサーと共に、モントレー・ヒストリックカー・ウィーク開催中のラグナセカ・レースウェイに登場。自らがステアリングを握り、北米で初披露となるロータス『エヴォーラカップGT4』レースカーのプロトタイプでサーキット走行を行った。
エヴォーラカップGT4は、市販車のロータス「エヴォーラ」をベースにステアリング、ブレーキ、サスペンションをレース仕様にチューニング。コスワースが手掛けた5500rpmで445Nmのトルクを発揮する自然吸気V6エンジンは、6速シーケンシャルギアボックスと組み合わされる。
自身も今季のインディカー・シリーズでロータスカラーのマシンに搭乗する佐藤琢磨は、シリーズと同じカラーリングのエヴォーラカップGT4でコースを数ラップに渡り走行。
「運転感覚は素晴らしく、とても楽しめました。これまでGTカーを運転したことがなかったのですが、このドライブフィールは傑出しています。サウンドも素晴らしく、パワーの出方もハンドリングも良好。ブレーキの安定性も良くコーナーリングはブレーキングをかなり深くまで抑える事が出来ます。この車はドライバーにフレンドリーです。車の挙動を学びながらタイムアタックが出来、着実にラップタイムを上げてゆくことが出来ます」と、感想を語った。
ロータスモータースポーツはエヴォーラカップGT4を、今月末の8月28日と29日にニュルブルックリンクで行われるヨーロピアンGT4選手権でデビューすることを目標としているが、ドライバーは現時点では発表されていない。