メルセデスベンツAMGの新世代V8ツインターボを搭載する第1号車となった『CL63AMG』。そのPR映像が、動画共有サイトで公開された。
この新V型8気筒エンジンは、現行「63シリーズ」に広く採用されている6208cc・V型8気筒NAエンジンの後継機種。M157型と呼ばれるスプレーガイデッド方式の直噴エンジンは、排気量を5461ccへ747cc縮小しながら、2個のターボチャージャーを装着してパワーを稼いだ。ピエゾインジェクターやAMG初のアイドリングストップなどによって、燃費は27%、CO2排出量は30%も改善している。
その最大出力は544ps/5500rpm、最大トルクは81.6kgm/2000~4500rpmと、旧モデル比で19ps、17.4kgm向上。トランスミッションは、7速2ペダルMTの「AMGスピードシフトMCT-7」で、0~100km/h加速4.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)という一級の動力性能をマークする。
AMGはさらなる高性能を求める顧客のために、「AMGパフォーマンスパッケージ」を用意。ターボのブースト圧を1.0バールから1.3バールに引き上げるなどの専用チューンを受け、最大出力は571ps/5500rpm、最大トルクは91.8kgm/2500~3750rpmと、27ps、10.2kgmの性能アップを成し遂げた。0~100km/h加速は4.4秒、最高速は300km/h(リミッター作動)と、スーパーカー並みの性能だ。
メルセデスベンツのクーペの頂点に立つCL63AMG。そのパフォーマンスの一端を示したPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。