【ユーロNCAP】スズキ スイフト 新型、最高の衝突安全性評価

自動車 テクノロジー 安全
スズキ スイフト 新型
スズキ スイフト 新型 全 4 枚 拡大写真

ユーロNCAPコンソーシアムは、スズキの新型『スイフト』の衝突安全テストの結果を公表した。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセットが64km/h、側面が50km/h、ポール衝突が29km/h、歩行者衝突が40km/hで実施。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行う衝突テストである。

またユーロNCAPは、2009年2月から新評価システムを導入。評価の割合に応じたポイント配分システムを採用した。例えば、最重要視される「成人乗員保護性能」には、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESPなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価が90ポイント以上必要とされる。

新型スイフトのテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は34点と、前回テストで最高評価のアルファロメオ『ジュリエッタ』の35点、BMW『5シリーズ』の34点に並ぶ成績をマークした。

子ども乗員保護性能は、40点。これもジュリエッタの42点、5シリーズの41点に次ぐ高成績だ。歩行者保護性能は、22点とジュリエッタの23点に迫るもの。安全補助装置の有無は、5点となった。

この結果、新型スイフトの合計得点は101点となり、総合評価で最高の5つ星を獲得。ちなみに、ユーロNCAPの新方式テストにおいて、現時点で最優秀の5シリーズが110点、ジュリエッタが106点、ホンダ『CR-Z』が104点。2009年の年間最優秀のフォルクスワーゲン『ゴルフ』が、103点という成績を残している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ジェイソン・ステイサムが『トランスポーター』つながりで魅力をアピール!? VWが新型カーゴバンをメキシコで発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. 「ゴツい見た目に、爽やかなブルーは反則」新型トヨタ『セコイア』発表で高まる日本導入への期待
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る