ルネサス、LEDヘッドライト向けICを製品化

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μPD168891
μPD168891 全 1 枚 拡大写真

ルネサスエレクトロニクスは、自動車のLEDヘッドライトの点灯/消灯を制御するIC「μPD168891」を8月30日からサンプル出荷を開始した。

新たに製品化したICは、車載LEDヘッドライト向けに特化したもので、最大12個直列接続されたパワーLEDの定電流駆動制御が可能。昇圧駆動用と異常時の電流経路遮断用の2個のパワーMOSFETを駆動するプリドライバ回路を内蔵しているため、電子制御ユニットの駆動電流やLED使用数に適した昇圧比率に応じて最適な外付けのパワーMOSFETを選定できる。

また、LED電流と昇圧駆動MOSFETの過電流保護、過昇圧・負荷オープン保護、LED端子のショート保護、過熱保護など、電子制御ユニットに障害が生じた場合に発煙や発火など重大な事故に至らないように各種保護機能を内蔵する。

さらに、高い周波数で外付けMOSFETを駆動する際に生じるプリドライバの発熱を抑制し、ユニット基板のサイズを小型化するのに適した低熱抵抗の小型パッケージを新たに開発した。これによって自動車制御ユニットの小型・軽量化にも貢献する。

LEDヘッドライトは、燃費低減にも結びつくため、今後採用の拡大が見込まれている。

サンプル価格は1個500円で、2012年度から月産5万個で生産を開始、翌年以降順次拡大する計画。

《レスポンス編集部》

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