クライスラーグループは1日、8月の米国新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は9万9611台で、前年同月比は7%増。5か月連続のプラスを維持した。
8月販売の結果をブランド別で見ると、「クライスラー」が前年同月比4%減の1万7937台、「ジープ」が17%増の2万5706台、「ダッジ」が8%増の3万5364台、「ラム」が5%増の2万0604台だ。
クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』(日本名:『グランドボイジャー』)が、前年同月比26%増の9472台と牽引。セダン&コンバーチブルの『セブリング』も、79%増の4498台と躍進する。
ジープブランドでは、『ラングラー』が前年同月比37%増の7666台を販売。『リバティ』(日本名:『チェロキー』)も、56%増の5247台と実績を上げた。しかし、新型『グランドチェロキー』は17%減の6393台と、ブレーキがかかった。
ダッジブランドでは、『チャージャー』が前年同月比2%増の6586台、『アベンジャー』が11%増の4582台、『チャレンジャー』が190%増の3283台となるなど、支持された。
ラムブランドでは、大型ピックアップトラックの『ラム』が、前年同月比8%増の1万8995台を販売。根強い人気に支えられている。
クライスラーグループの今年1‐8月米国販売は、前年同期比10%増の72万0140台。同社のフレッド・ディアス販売担当取締役は、「年末にかけて新型『デュランゴ』などを投入し、この成長を持続させる」と、コメント。通年での前年実績超えを狙う。