三桜工業がスズキと資本提携---リスク分散

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三桜工業は、スズキとの関係を強化するため、保有する自己株式をスズキに割当てて資本提携を結ぶと発表した。

三桜工業は、独立系の自動車部品メーカーでトヨタ自動車やホンダも出資している。グローバルで競争が激化する中で、市場のニーズに沿った対応のためには、複数の取引先と関係を強化する必要があると判断した。

スズキは主要納入先だが、さらに資本提携することで関係を強化する。複数の自動車メーカーと関係を強化して、リスクを分散する狙いもある。

三桜工業は、保有する自己株式160万株をスズキに9月24日付けで割当てる。処分価格は1株当たり620円で、総額9億9200万円となる。スズキの三桜工業への出資比率は4.3%、トヨタ、ホンダ、神鋼商事に次ぐ第4位の株主となる。

三桜工業は株式処分で調達する資金で、生産設備の新設・更新や環境対応技術の研究開発費に充当する。また、三桜工業は処分価格の範囲内でスズキの株式を取得する。時期などは未定。

《レスポンス編集部》

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