【新聞ウォッチ】エコカー補助金終了、トヨタも“難民”救済へ10万円補償も

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年9月14日付

●菅VS小沢きょう決着、民主代表午後選出、態度未定義員の動向焦点(読売・1面)

●450馬力アウディ、RS5スポーツクーペ発売(読売・8面)

●格安航空羽田にも、アジア最大手年内にマレーシア便(朝日・1面)

●東京-新青森1万6370円新幹線開業で520円安く(朝日・38面)

●ジャンボ機引退記念、日航ツアーが人気に(産経・9面)

●アロンソV F1イタリアGP(産経・21面)

●絵解きけいざい塾:製造業の空洞化、下請けに円高直撃(東京・8面)

●「円高進めば介入を」経団連会長(東京・8面)

●リーマン2年二極化世界、日米欧 デフレ圧力消えず、新興国 急成長、バブル化も(日経・1面)

●昭和電工、希土類急騰受け転嫁液晶向け研磨剤価格4倍(日経・11面)

ひとくちコメント

菅首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなった民主党代表選。きょう午後2時からの臨時党大会で新代表が選出され、ようやく決着する。きょうの各紙が1面トップなどで報じているが「大激戦」(朝日)、「もつれる議員票争奪」(毎日)などと、さすがに直前の誤報を避けてか、週刊誌のような特定の候補者を“当確”と決め付けたような見出しは見当たらない。

決着といえば、9月末の期限の前に予算が底をつき、突然、打ち切りを発表した政府のエコカー補助金制度。先週9日に配信したこの「新聞ウォッチ」では、トヨタ『プリウス』を7月上旬に注文したものの、納車に間に合わず「1日の差でもらえなかった」という筆者の友人Hさん(さいたま市在住)の“ぼやきのメール”を取り上げた。

翌日、補助金“難民”となったHさんから再びメールが届いた。「トヨタの販売店から『10万円を補てんします』と連絡をもらった」というのだ。13年以上乗ったホンダ『アコード』を廃車したHさんの場合は25万円の補助金が受け取れる筈だった。それでも「もらえないとでは大違い。打ち切りを聞いて、最初はガキのくせにCMでは『補助金も』と生意気なセリフを吐いて小憎らしく思っていたが、“こども店長”もなかなかやるじゃないか(笑い)」と、一夜明けてすっかり満足げな様子。

ちなみに、トヨタ自動車は、メーカー主導の販売政策は行わず、系列の販売店の自主判断で補助金の補償を決めているという。都内のトヨタ系販売店でも補助金に間に合わなかった客には10万円を補償。さらに、「25万円の対象者についても不公平にならないように対応策を検討中」としている。販売最前線では、顧客離れを食い止めるために大わらわ。“難民”救済へ“こども店長”の出番が再びやって来た。

《福田俊之》

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