小さいけれどギガスゴイ! アクロバティックR/Cカー発売

自動車 ニューモデル 新型車
ギガテンバギーレーシングタイプ
ギガテンバギーレーシングタイプ 全 5 枚 拡大写真

タカラトミーは、手のひらサイズの小型軽量ボディによりアクロバティック走行が楽しめる、室内専用ラジオコントロール(R/C)バギー『ギガテンバギーレーシングタイプ』を10月2日に発売する。

「迫力ある“超”=ギガ・パフォーマンスが手軽に体験できる」(タカラトミー関係者)R/Cバギーだ。R/Cバギー特有のアクロバティック走行には多くの人が興味を抱く。「ギガテン」は、低価格ながらも高いエンターテイメント性を持ち、より多くの人がR/Cバギーのアクションを体験できる。

ギガテンは最高22km/h=スケールスピード770km/hの高速走行、ハイジャンプ(別売り専用ジャンプ台を利用しての最高到達点は約85cm)、バックフリップ、リバースフリップなどのアクロバティック走行、パイプやバケツなど筒の中をらせん状に走行するトルネード・ドライブなどが可能だ。

速度が速すぎて操縦が難しい場合は、スロットルリミッターを「SLOW」に切り替えたり、転覆を防止する「ロールウィング」(同梱)をシャーシに取り付けて、転倒しても自力で起き上がりやすくするなど、初心者向けの配慮もある。電波の到達距離は約10mと幅広く、最大10台まで同時に走行できる。

親子で技の練習をしたり、友人とレースやパフォーマンスを競ったり、小学生男児〜40代男性まで幅広くターゲットにする。アジア、北米、ヨーロッパなど海外でも発売予定となっている。

ギガテンの発案は2007年ごろ。開発者が本格的なR/Cバギーのトリッキーな走行に魅了され、「この迫力を多くの人に体験してもらいたい!」と思い開発に取り掛かった。まずR/Cバギーの入門機としては、「低価格」「操縦が簡単」「破損しにくい」というポイントが重要と考えられた。

一番の課題は「アクロバティック走行に伴う衝撃への耐久性」だった。当初は、車体強度を増すとが重量が増し、スピードが低下、ジャンプが低くなり、肝心なアクロバティック走行の魅力が損なわれてしまった。

そこで「車体重量を軽くして衝撃を少なくする」という発想に転換し、車体の動力に乾電池ではなく充電池を、タイヤにゴムではなくスポンジタイヤを採用し、車体を軽くした。

もう一つの課題が、操作のレスポンスと通信の距離だ。高速走行には速いコントロール信号と長い送信距離が必要になる。『Qステア』など従来のタカラトミーの無線操縦玩具は通信に赤外線を採用していたが、ギガテンでは電波に変更した。

多くのR/Cカーが27MHz電波を採用している中、ギガテンは基盤の小さな2.4GHz電波を採用し、小型軽量化、複数台での走行、長い送信距離を実現した。従来「メガ」に対し「ギガ」はコストで不利だったが、タカラトミーは玩具メーカーとしての独自のノウハウと量産効果により、価格低下を実現した。

ギガテンは、本格的な競技用ラジオコントロールカーの専門メーカー、ヨコモと共同開発された。

全長約10cm(約32分の1スケール)、重量約42g。5229円。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  4. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  5. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る