志賀自工会会長、空洞化は「静かに進んでいる」

自動車 ビジネス 企業動向
マーチ新型
マーチ新型 全 1 枚 拡大写真

日本自動車工業会の志賀俊之会長は、16日の定例記者会見で円高の影響について「1ドル=85円ないし90円は、生産の海外流出が止まるレベルではない」との見方を示した。

そのうえで、今回の円高により自動車産業の海外移転は「静かに進んでいる」と指摘した。具体的には、日産自動車の『マーチ』のような車種単位での移転にとどまらず、(1)国内外で同時生産している車種の海外生産のウェート拡大、(2)国内用部品の海外生産品調達へのシフト、(3)海外生産車の現調率拡大---を挙げた。

志賀会長は「こうした事態が止まるような円安水準にならないと、日本のモノづくりの根幹が揺らぐ」と強調、現状の為替水準に危機感を表明した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. フェラーリ『テスタロッサ』復活、新世代電動スーパーカーは1050馬力
  2. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  3. AE86レビン・トレノ、エンジン部品を復刻生産へ…トヨタGRヘリテージパーツプロジェクト
  4. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  5. マツダ『CX-90』、3.3ターボSに「プレミアムスポーツ」新設定…米2026年型
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る