志賀自工会会長、空洞化は「静かに進んでいる」

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日本自動車工業会の志賀俊之会長は、16日の定例記者会見で円高の影響について「1ドル=85円ないし90円は、生産の海外流出が止まるレベルではない」との見方を示した。

そのうえで、今回の円高により自動車産業の海外移転は「静かに進んでいる」と指摘した。具体的には、日産自動車の『マーチ』のような車種単位での移転にとどまらず、(1)国内外で同時生産している車種の海外生産のウェート拡大、(2)国内用部品の海外生産品調達へのシフト、(3)海外生産車の現調率拡大---を挙げた。

志賀会長は「こうした事態が止まるような円安水準にならないと、日本のモノづくりの根幹が揺らぐ」と強調、現状の為替水準に危機感を表明した。

《池原照雄》

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