【国際物流展10】これで業務車の飲酒運転は防止できる…東海電子

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東海電子は東京ビッグサイトで開幕した「国際物流総合展2010」(14日~17日)にカメラ付きの業務用アルコール測定システムを出展した。「これで、運転する人が実際に息を吹きかけているかがわかり、飲酒運転を防止できる」と同社関係者。

同社は、アルコールを検知するとエンジンが始動しない測定器の開発から販売までを手掛ける国内唯一の会社。この1年間で約250台を販売した。2011年4月1日から旅客・貨物の事業者は点呼時のアルコール検知器の使用が義務づけられることになり、そこで、カメラの付いた商品で攻勢をかけようというわけだ。

「当社の測定器は、燃料電池センサーを使っているので、アルコールにしか反応しないのが特徴なんです。他社のものは半導体ガスセンサーを使用しているので、アルコール以外にも反応することがあります。ですから、うちの商品は非常に精度がいいわけです」と説明する。

しかも、カメラ付きであるため、本社にいながら出先の運転手の顔をパソコンの画面を通して確認できる。事業者も運転手の管理がしやすくなるなるわけだ。

価格は約20万円と、他社の商品に比べて高いが、同社ではとりあえず年間1000台を目標にしている。「ゆくゆくは長距離運航のトラックすべてに導入していきたい」と同社関係者は抱負を語る。

《山田清志》

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