サーブに新たな問題浮上…「13億円を返せ」

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オランダのスパイカーカーズの下で、再スタートを切ったスウェーデンの名門、サーブ。そのサーブに今、13億円の借金問題が浮上している。

ロイターが22日に報じたところによると、サーブが工場を置くスウェーデンのベストラ・イェターランド県政府がサーブに対し、肩代わりした従業員の賃金、総額1590万ドル(約13億5000万円)の返済を求めているという。

サーブは2009年2月、スウェーデン裁判所に法的管理下での企業再生法の適用を申請。その際、ベストラ・イェターランド県政府は、サーブの工場従業員の賃金を臨時に肩代わりし、雇用を守ったのだ。

そして、サーブは今年2月、スパイカーカーズの傘下で、再出発。ベストラ・イェターランド県政府は、当時の肩代わりした賃金の返済をサーブに求めた、という次第だ。県政府の担当者は、「これは、正しい措置」と同メディアの取材に答えている。

一方、サーブはこの件に関して、コメントしていない。サーブのオーナー、スパイカーカーズのビクター・ミュラーCEOは、「弁護士に一任してある。何の心配もしていない」とコメントしている。

《森脇稔》

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