JR東日本、お召し列車を2年ぶりに運行
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今回の行幸啓では房総半島を一周するスケジュールが組まれているが、26日のご訪問が予定されていた外房地区(茂原〜勝浦〜鴨川)は主要道が片側1車線区間の続く国道128号しかなく、移動に時間を要することや、車列を通すための交通規制が掛かった場合には「一般車両の通行にも大きな影響が出る」と想定されたことから、ご移動時の鉄道利用が決まったとみられる。
お召し列車に使用された車両は、2007年に製造されたJR東日本所属のE655系で、編成の中間に「E655-1特別車両(TR車)」を組み込んでいる。E655-1特別車両が組み込まれた状態でお召し列車として走行するのは、2008年11月にスペイン国王夫妻を両陛下が茨城県までご案内されて以来。今回が2回目となる。
お召し列車として走行する場合、車両の前面部には国旗と菊の紋章の飾り付けがなされるが、その雄姿を一目見ようと、JR外房線の沿線には多くの鉄道ファンが訪れた。
26日は蘇我〜茂原(午前)、茂原〜勝浦(午後)の経路で運転。27日は館山〜東京(午後)の経路で運転される予定となっている。
《石田真一》