ホンダは30日、タイで製造し日本で販売したオートバイ『PCX』の燃料ポンプに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは、2010年2月25日~同年7月31日に製作された7453台。
バッテリ収納箱の水抜き穴の位置が不適切なため、収納箱に侵入した雨水等がバッテリの排気口に付着した酸性分を洗い流し、水抜き穴から燃料ポンプの吐出配管に滴下して配管に亀裂が生じ、燃料が漏れるおそれがある。
全車両、バッテリ収納箱を配水管が追加された対策品と交換するとともに、燃料ポンプ吐出配管に酸性分があるものと配管に亀裂があるものは、燃料ポンプ一式を新品と交換する。
不具合発生件数は3件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。