ホンダは、独自の回転数電子制御技術を採用した汎用エンジン『iGX』シリーズに4モデルを追加するとともに、『GX』シリーズを一部モデルチェンジして10月から順次発売する。
新型iGXシリーズは、ECU(電子制御ユニット)がスロットル開度を常に制御することで搭載作業機械が要求する作業回転数やアイドル回転数などを正確に保持する回転数電子制御技術「新電子ガバナー」を採用。エンジンの負荷状況に合わせて回転数を最適になるよう自動制御するオートスロットルをはじめ、エンジン始動から暖機までのチョーク開度位置をECUが最適に自動制御するオートチョーク機構、リモート制御も可能なDBWなどを採用することで、複雑で高度な用途に対応するとともに、燃費性能と低騒音を図った知能化エンジンとしている。
また、GXシリーズについては、コンパクト設計による広範な搭載互換性はそのままに、燃費、エミッション、出力、騒音、振動、始動性、耐久信頼性などの向上を図った。
新型iGX/GXシリーズは、今年2月に米国で発表され、GXシリーズは3月から北米・欧州地域を中心に海外向け販売を開始している。iGXシリーズは11月から北米・欧州地域から販売を開始する予定で、日本向けは来春から投入する。