トヨタ友山常務役員、スマートセンターで「電力需要平準化」

自動車 ビジネス 企業動向
記者発表
記者発表 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車の友山茂樹常務役員は5日発表した「スマートセンター」には「家庭での電力需要の標準化という社会的使命がある」と指摘した。

トヨタは家庭の電力需要について、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)など、蓄電型次世代車を導入すれば、それらが家庭需要全体の「3割以上を占めることになる」(友山氏)と想定している。

これにより、充電のための家庭での電力需要が特定時間に集中して増加すると見ている。スマートセンターは、購入電力のコストなどを勘案して電力消費を制御することができため、地域での電力需要を平準化へと誘導することも可能となる。

電力は、停電を防ぐために需要のピークに合わせて発電設備を投資・整備する必要がある。需要の平準化が進めば、電力インフラのための社会的なコスト負担も軽減されることになる。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
  3. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  4. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る