スズキは、10月5日から10日までドイツ・ケルンで開催されている二輪車の見本市「インターモト」で海外市場向けの2011年モデルの3機種を発表した。
今回発表した3機種は、走行性能を向上させながら燃費を10%以上向上した。
ネイキッドバイクの『GSR750』は、微粒化タイプインジェクターなどの最新技術を導入して現行の「GSR600」に比べ、燃費を10%以上向上した。低中速域でのトルクを厚くスムーズな出力特性としたことで取扱い性の向上も図った。
スーパースポーツの『GSX-R750』は、車体を中心に8kg軽量化し、600ccクラス並みのコンパクトで軽量なモデルとして性能向上を図った。車体には、新設計のフレーム、ビッグ・ピストン・フロントフォーク、ブレンボ製モノブロックフロントブレーキキャリパーを採用した。エンジンは、最新の設計技術によりメカロス低減を図り、現行モデルに比べ10%以上燃費を向上した。
同じくスーパ-スポーツの『GSX-R600』は車体に新設計のフレーム、ビッグ・ピストン・フロントフォーク、ブレンボ製モノブロックフロントブレーキキャリパーを採用した。エンジンは、モトGPマシンの部品開発技術を応用したピストンをはじめ、最新の設計技術によりメカロス低減を図った。これらによって、高回転域での出力を向上するとともに、低中速回転域でのトルクアップを図り、トランスミッションギヤ比の見直しとともに、加速性能を高め、現行モデルに比べ燃費を10%以上向上させた。