下方修正が3社に1社---2010年度通期業績見通し

自動車 ビジネス 企業動向

帝国データバンクは、2010年度の業績見通しの修正状況について調査を実施した。

調査は9月16~30日に実施した。調査対象は全国2万2707社で、有効回答企業数は1万1349社で回答率は50.0%だった。

調査結果によると、2010年度通期の業績見通しを、期初見通しと比較して、修正があったかを聞いたところ、売り上げでは回答した企業の39.4%が「下方修正」したと回答した。「上方修正」とした企業は14.0%にとどまった。

経常利益では「下方修正」が40.3%と4割を超えた。「上方修正」は13.7%。

売上げと経常利益をともに「下方修正」した企業は全体の33.5%に達し、3社に1社が期初見通しよりも業績の悪化を見込んでいることが明らかとなった。

売上げ、経常利益ともに「上方修正」した企業は10.1%と全体の1割にとどまる。

売上げ、経常利益をともに「上方修正」した割合がともに「下方修正」した割合を上回っていたのは「輸送用機械・器具製造」など2業種のみ。ただ「輸送用機械・器具製造」はエコカー補助金制度の効果で通期業績を上方修正した傾向が強い。

業績および業績見通しに影響を与えた要因について聞いたところ、「内需不振」を挙げた企業が48.4%で最多。次いで「デフレ」で25.8%、「コスト削減」が22.5%、「円高」が21.8%だった。特に「内需不振」を挙げた企業では約6割が業績見通しを下方修正していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. 日産ブースはマンガ文化に着想、主役は『エルグランド』新型…ジャパンモビリティショー2025
  4. フィアット『パンダ』、欧州で車名を『パンディーナ』に変更…ハイブリッド専用車に
  5. 『ジムニー』に収納スペースをプラス! カーメイトから「ジムニー専用 助手席下収納バッグ」が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る