アウディは7日、9月の世界新車セールスの結果を明らかにした。総販売台数は10万2650台。前年同月比は16%増と引き続き好調だ。
市場別では、西欧エリアが前年同月比7.9%増の5万8650台。インセンティブ終了以降、落ち込んでいた地元ドイツが、16%増の1万8611台と2か月連続で前年実績を上回った。
ドイツでは、『A5』や『A6』の販売が好調。新型A1も人気が高く、アウディによると、受注に生産が追いつかない状態だという。
また、英国は前年同月比0.1%増の1万6123台、イタリアは0.7%増の5661台をセールス。フランスは5416台を販売し、前年同月比は33.6%増と大きく伸びた。
アジアパシフィック地域では、前年同月比38.2%増の2万6900台をセールス。このうち、中国(香港を含む)が45.1%増の2万2125台と、9月の販売記録を更新した。また米国でも、9月としては過去最高の8151台を売り上げ、前年同月比13.1%増を達成するなど、世界的に好調だ。
アウディの今年1‐9月世界販売は、前年同期比17.6%増の82万9300台。アウディのペーター・シュヴァルツェンバウアー販売担当取締役は、「欧州では、とくに新型A1の販売が好調。2011年には20%の増産体制を取る」と、語っている。