電動パワステは7年で2.5倍、2016年に4890万台…矢野経済

自動車 ビジネス 企業動向

矢野経済研究所は、電動パワーステアリングシステム(EPS)市場の調査を実施し「2010電動パワーステアリングシステム市場の最新動向と将来展望」にまとめた。

調査は6~9月にかけてEPSメーカーなどに専門研究員が面談などで調べた。

2009年のEPSの世界市場は、1920万台規模と推計した。コラムアシスト式が市場の半分を占めており、このトレンドは2010年以降も変わらない。ただ、大型車の比率が高い北米市場でのEPS装着率が飛躍的に高まることから、これら車両に適したラックアシスト式も数量が伸びる見込み。2016年には2009年と比べて約2.5倍となる4890万台に拡大すると予想する。

EHPS(電動油圧パワーステアリング)の市場は2009年に330万台のと推定。燃費性能の向上でEPSに劣ることから徐々にEPSに取って代わられる可能性が高いと指摘している。2016年の市場は2009年比42%減の190万台規模まで縮小すると予想する。

一方、モータ、ECU、トルクセンサの主要構成部品の市場は金額ベースで年平均で9.9%成長し、2016年には2009年比で1.9倍にあたる3195億円に達する見込み。主要構成部品はEPS市場の拡大とともに金額ベースの市場も拡大する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る