無謀運転での5人死傷事故、運転の少年に不定期刑を命じる

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2009年7月、千葉県横芝光町で乗用車を無免許運転し、5人を死傷させる事故を起こしたとして、危険運転致死傷などの罪に問われた19歳の少年に対する裁判員裁判の判決公判が5日、千葉地裁で開かれた。被告少年に懲役4〜8年の不定期実刑が命じられている。

問題の事故は2009年7月20日の午後2時55分ごろ発生している。横芝光町木戸付近の県道を高速度で走行していた乗用車が緩やかなカーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきたワゴン車と正面衝突した。

双方のクルマは大破し、被衝突側の2人が死傷。衝突側は運転していた少年を含めた4人が重傷を負った。後の調べで、衝突側のクルマは40km/h制限の区間を100km/h超の速度で走行していたことが判明。検察は危険運転致死傷などの罪で運転していた少年を起訴していた。

5日に開かれた判決公判で、千葉地裁の小坂敏幸裁判長は、被告少年のクルマが高速度で走行していたことを認めた上で「被告は公判で反省の言葉を述べたが、被害者への弁済は十分に行われていない」と指摘。「無謀運転に至る動機や経緯に同情の余地は無く、結果も重大である」として、被告少年に対して懲役4〜8年の不定期実刑の判決を言い渡している。

《石田真一》

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