日本精工、変速機向け次世代円すいころ軸受け開発…摩擦低減で燃費向上

自動車 ビジネス 企業動向
樹脂保持器付き次世代円すいころ軸受
樹脂保持器付き次世代円すいころ軸受 全 1 枚 拡大写真

日本精工は、自動車用変速機向け円すいころ軸受の摩擦損失を従来製品より20%低減する「樹脂保持器付き次世代円すいころ軸受」を開発した。

新製品は、内部空間の極小化により、軸受内部への不要な潤滑油の流入を防止し、攪拌抵抗を抑制する。また、保持器内部にオイルプール(油溜め)を設け、ころ摺動部へ潤滑油を安定供給し、潤滑性能を向上する。これらによって摩擦損失を従来製品と比べて20%低減するほか、潤滑油の低粘度化、少油量化できる。同社独自の解析技術を使って強度も確保している。

保持器の材質には、使用環境・用途に合わせ、ナイロン66樹脂、ナイロン46樹脂、添加剤、高温に対する耐力が高いL-PPS樹脂の3種類をラインナップした。

同社では新開発品が燃費向上に貢献する高機能製品として拡販を図り、2015年に売上10億円を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 日産『GT-R』生産終了、記念イベントを11月22-24日開催…歴代Rが一堂に
  4. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る