アストンマーチンは11日、『シグネット』を2011年から生産すると発表した。
シグネットは、アストンマーチン初のコンパクトカー。アストンマーチンの顧客のセカンド/サードカー需要を満たすため、トヨタ『iQ』をベースに専用内外装を採用したシグネットを開発した。
外観はiQを基本にしながら、ルーフやサイドドア、リアフェンダーを除くパネルを専用設計。フロントにはアストンマーチンのアイデンティティ、台形ブライトフィニッシュグリルが装着され、ボンネットには2つのエアインテークを追加した。アストンマーチンの一員といえる表情を作り出している。
室内には、アストンマーチンならではのクラフトマンシップを、ふんだんに注入。レッドレザーを基本にブラックレザーを組み合わせた内装は、ベース車両がiQとは思えない高級感あふれる仕上がりだ。
アストンマーチンは2009年末、実車の写真を初公開し、市販に向けた検討を重ねてきた。そして今回、シグネットの生産を正式決定。2011年から、英国ゲイドンの本社工場で、シグネットの量産が開始される。発売は2011年末だ。
同社のウルリッヒ・ベッツCEOは、「我々の顧客は、都市部で日常の足として使うコンパクトカーを求めていた。シグネットはそのニーズに応えるモデル」とコメントしている。
ところで、トヨタiQの日本での価格は150万円から。シグネットの価格設定が気になるところだ。