“このセダンをスポーツカーでもある、とするか。このスポーツカーをセダンでもある、とするか。”カタログの最初に記されたそんな文面を、まさにこのクルマのキャラクターを端的に表現したものとして素直に読んだものだった。
この『ランティス』には2つのボディタイプの設定があった。いずれもサッシュレスドア採用の4ドアハードトップセダン(以下・セダン)と、もう1台は4ドアハードトップクーペ(同・クーペ)。
マツダ・ランティス 当時のカタログ
このうちとくにユニークだったのがクーペで、セダンとは2605mmのホイールベースは共通ながら、全長は245mm短い4245mmとし、前後ともショートオーバーハングの小気味いいスタイルを魅力としていた。
カタログ写真にもあるイメージカラーのスパークルグリーンメタリックは印象深いボディカラー。クーペはテールゲートをもつリアまわりだけでなく、フロントマスクもヘッドライト、バンパー、フード、左右フェンダーなど専用デザインを採用していた。
マツダ・ランティス 当時のカタログ搭載エンジンには2リットルのV6(170ps/18.3kg-m)と1.8リットル・4気筒(135ps/16.0kg-m)を設定。可変共鳴過給システム(V6)や可変慣性吸気システム(1.8リットル)を始めとした技術が投入されていた。
マツダ・ランティス 当時のカタログ



