“手づたえ”教示が可能なロボット パナソニックが開発

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手づたえ教示が可能なパラレルリンクロボット。6軸同時協調制御技術により自由な空間姿勢を実現
手づたえ教示が可能なパラレルリンクロボット。6軸同時協調制御技術により自由な空間姿勢を実現 全 1 枚 拡大写真

パナソニックは、製造現場で従来は人が行っていた複雑で多彩な作業の自動化に際し、手づたえにより作業手順を簡単に教示でき、自由な空間姿勢が表現できる「パラレルリンクロボット」を開発した。今後、同社グループの国内外の工場に展開し、生産の効率化を図る。

組立工程は複雑で臨機応変な作業も求められるため、人による作業が一般的だが、作業ばらつきや作業効率などの課題がある。ロボットで行うためには、複雑で多彩な作業を自動化する必要があり、ロボットに組立て手順を指示する専門知識が必要だった。

今回、ロボットそのものに簡単、安全に手づたえで教示することで、製造現場のオペレーターでも手間をかけずに、作業者のコツを教示する技術を開発した。

教示時にサーボとブレーキを解除し、アームをフリー状態にすることで、軽量な操作感で安全に手づたえ教示を行うことが可能なダイレクトドライブ駆動方式を採用した。広可動範囲と、柔軟姿勢を持ちながら、高精度位置再現性を実現する6軸同時協調制御技術を採用した。

ロボットの使い勝手を飛躍的に高めることで、作業ばらつきを抑え、製造現場の生産性向上やコスト削減にも貢献するとしている。

《レスポンス編集部》

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