【新聞ウォッチ】止まらぬ円高、70円台想定のビジネスモデルも

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年10月13日付

●チリ救出作戦けさ開始、午前6時にも、発生69日目(読売・1面)

●成田ターミナル大拡張、格安用新設へ、発着枠増に対応(読売・1面)

●NY円81円台(読売・2面)

●EU京都議定書延長容認へ、温室ガス、米中の削減条件(毎日・1面)

●ベンツ小型EV国内で実証実験(毎日・9面)

●エルピーダとシャープ、次世代メモリー共同開発、13年めど実用化(日経・1面)

●中国、車販売に支援策効果、伸び再拡大、9月16%増、5カ月ぶり150万台超(日経・9面)

●中小もアジア生産加速、円高の影響回避(日経・17面)

ひとくちコメント

東京金融市場での円高・株安が止まらない。連休明け12日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=81円80銭の円高となる一方で、東京株式市場の日経平均株価も前週末から200円以上も値を下げ終値は9388円64銭と、日銀が金融緩和策を打ち出した直前の水準付近まで低下した。

81円台後半の円高水準は約15年半ぶりという。きょうの各紙も「ドル、独歩安の様相」(日経)として、「円はドル安の有力な『受け皿』になっている」と指摘。産経は「米、物量作戦で圧倒、日本“竹やり”抗戦」と、見劣りする日銀の量的緩和を皮肉っている。

日本経団連の米倉弘昌会長も「今の日本経済の現状を考えると飛び抜けて高い水準。日本の輸出競争力は極端に悪くなる」と改めて警戒感を示し、「為替介入を含む財政金融政策は、機動性を持って対処してほしい」と要望したという。

円高基調はしばらく続くのか。日経によれば「市場では95年4月の史上最高値(79円75銭)を試すとの予想が多い」とみている。間もなく各社が2011年3月期中間決算を発表する。このままでは、70円台を想定したビジネスモデルを視野に入れて業績予想を大幅に修正する必要もあるようだ。

《福田俊之》

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