【ホンダ フィット 一部改良】“瞬間認知、簡単操作” は実体験から

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フィットハイブリッド
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8日にマイナーチェンジを発表したホンダ『フィット』。インテリアで大きく変わったポイントは、「資質の進化。さらに使いやすくというところを今回徹底的にやりました」と話すのは本田技術研究所四輪開発センターデザイン開発室第1ブロックの野澤義雄さん。

「“瞬間認知、簡単操作”ということで、実際に自分達で使ってみてアイディア出しをした結果、例えばヒーターコントロールの操作系表示などを見直しました」という。

また、インナードアロックに関しても、自分達では常識と思っていたロックの回転方向(どちら向きがロックで、どうすると解除されるか)などがわからないという意見が出た。そこで、ロックノブの施錠側と解錠側それぞれに異なる突起形状を設けることで、ロックのスイッチに触れたときにロックの位置をわかりやすくしたという。また、施錠側は4本の円弧形状として指をかけやすく、解錠側は3つのドット形状ですべりにくくした。

また、野澤さんは実際にフィットの社用車を借り出して、奥さまとお買い物にも出かけたという。そこで気付いたのが、「卵やパンが変形しないように、女性はスタッキングを凄く気にすること」だったという。

そこで、「これまではラゲッジを開けると前後方向の間仕切りでしたが、どう考えてもエコバックを持って片手で操作し、そのまま収納するので、横向きに敷居があった方が便利だと気付き変更したのです」と、細かい部分にも、よりユーザー目線で使いやすいよう変更したと語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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