ミシュラン、リグルーブタイヤのプレスセミナー開催

自動車 ビジネス 国内マーケット
リグルーブタイヤ プレスセミナー
リグルーブタイヤ プレスセミナー 全 7 枚 拡大写真

日本ミシュランタイヤは21日、磨耗したタイヤに溝を掘り直すことで安全性の向上や省エネ走行を実現する「リグルーブタイヤ」に関するプレスセミナーを開催した。

【画像全7枚】

セミナーは、茨城県にある日本自動車研究所(JARI)の城里テストセンターで行われた。2台のトラックを用いて、新品タイヤや磨耗したタイヤと、リグルーブタイヤの性能を比較した。

リグルーブタイヤと新品タイヤの比較では、32km/hからクラッチを切った状態で惰性走行を行い、転がり抵抗を比較した。リグルーブタイヤは新品タイヤに比べ磨耗しているため、転がり抵抗が低く、省エネ走行につながることを実証した。

リグルーブタイヤと磨耗タイヤの比較では、低ミュー路上で40km/hメートルからフルブレーキをかけて制動距離を計測。リグルーブタイヤは磨耗タイヤに比べ制動距離が数メートル短くなることが確認された。

日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長は「リグルーブタイヤは、トラックやバスを所有するユーザーのコスト削減に有効。日本ではまだユニークな取り組みだが、普及させていきたい」と述べた。

ミシュランは、約50年前からリグルーブタイヤの使用を提案している。日本国内では、この数年でリグルーブタイヤの提供に対応するタイヤ販売店が急増しているという。日本ミシュランタイヤは、新品タイヤ、リグルーブタイヤ、そしてリトレッドタイヤの3パターンに対応し、車両の使用用途に適したタイヤの利用を提案していく。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  3. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  4. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る