中国進出日本企業は1万社超、製造業が4割以上…帝国データバンク

自動車 ビジネス 海外マーケット

帝国データバンクは、約150万社を収録している自社データベース・信用調査報告書ファイルから、中国に進出している日本企業を抽出し、業種、企業規模、業績動向のほか、小売業をピックアップして、進出年、業績動向などについて分析した。

調査結果によると中国に進出している企業は1万778社あることが判明した。業種別の内訳では「製造業」が4546社で全体の42.4%を占めた。企業規模別では、従業員数「10人以上50人未満」が3547社と全体の32.9%を占めて最も多く、中小クラスの企業が多く進出していることが判明した。

業績の動向では、2006年度から2009年度までの売上比較が可能な7456社を調査したところ、2007年度に「増収」となったのは4514社と全体の6割を占めていたが、2008年度は「減収」となった企業数が「増収」を上回り、2009年度は「増収」が1520社、2008年度の2745社から半減近くに減った。リーマン・ショックによる影響のほか、中小企業は不況に弱いことが顕著に現れた。一早く経済が回復した中国に進出している企業でも減収傾向が鮮明になった。

小売業(飲食店含む)では、進出年が判明している115社中、中国へ「小売業態」で進出した企業は60社。過去6年間に進出した企業が7割以上を占める。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』次期型はいつ登場? ハイブリッドスポーツとして最速2027年発表か
  2. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
  3. フィアット、『500ハイブリッド』欧州発表…6速MTのマイルドハイブリッドに
  4. 【日産 フェアレディZ 新型試乗】まるで日本製のアメ車? そこはかとなくアメリカを感じる…中村孝仁
  5. ホンダの小型セダン『アメイズ』新型、成人乗員保護で最高評価の5つ星…印バーラトNCAP
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る